column 003

野草×発酵の発見。ビオスチーム開発秘話をご紹介!

こちらのコラムではビオスチーム開発者の神原明子がよもぎ蒸しと出会い、よもぎ蒸し×発酵の効果の高さを発見し、ビオスチームを商品化するまでの物語をインタビュー形式でお届けします。

お酒とストレスで体を壊した10代

__美容のみならず、健康にとても良い効果のあるよもぎ蒸しですが、もともと神原さんは健康に気を使われていたのですか?

神原:
いえ全くその逆の生活をしていました(笑)18歳のときはとにかく不摂生。メイクでトップをとる!って決めてがむしゃらに頑張っていました。休まずに残業も人一倍して、ご飯も食べない、みたいな生活でした。そんな生活にも関わらずお酒は人の6倍飲んでました(笑)。お酒とストレス。それは体調崩すわ!っていう。

__不調は体にも表れていたのですか?

神原:
それはもう体はがたがたです!円形脱毛、原因不明の吹き出物、肌荒れ、生理不順などなど…生理痛が酷くて鎮痛剤を飲んでいました。それに加えて冷え性でした。
そんな中、韓国のよもぎ蒸しがいいと聞いて試してみたんです。それで冷えや不調は大分おさまりました。よもぎ蒸しは女性の体とか、子供を産むっていうエネルギーに一番必要なものなんだなって実感しました。

 

よもぎ蒸しに日本の発酵物を入れてみる

__そんな中、よもぎ蒸しに日本の発酵物をいれるというアイディアはいつ生まれたのですか?

神原:
生まれてきた娘のアトピーを直したいという思いからです。アトピーが酷くてもはや生命の危機にあるようなレベルでした。そんな子どものアレルギーの症状に一番効果があったのが、よもぎ蒸しと日本の発酵の組み合わせだったんです。そのときの発酵物は麹と米酵母でした。よもぎや野草が入ったものとお米とか麹が入ったものを薪ストーブの上において炊いておいたら、子供の皮膚が剥けてカサブタになって綺麗な皮膚が見えてきたんです。今思うとそれが始まりですね。

__どのようなメリットがありましたか?

神原:
お米の酵母だけだとデトックス効果が強すぎるんですよね。体の中や内蔵の中にあるものが一気にでてきてしまう。ちょっと激しい出方になるんですね。よもぎが加わることで体内にあるものをゆっくりしっかり出すことができる。娘のアトピーのみならず旦那の蓄膿や鼻水の症状、そして私自身も視力が回復しました。

__娘さん、旦那さん、そしてご自身の体感を通してどんどん発酵への興味は強くなっていったということでしょうか?

神原:はい。米で発酵させているものには意味があるのかなって思うようになりました。いろんな米の発酵系のワークショップにいっぱい出るようになりました。TGGヨーグルトや万能酵母液とか、あと乳酸菌発酵飲料っていう玄米を使った発酵のワークショップとかもいったり、ミキ(伝統的な発酵飲料)を習いにいったり…日本人が主食として食べてきたお米に興味を持ち出したんです。

 

長崎のおばあちゃんの家に発酵のルーツが

__発酵に興味がもともとあったというより、たまたま手元にあった発酵物を使ってみたら効果があった。だから追求していったという感じでしょうか?

神原:
発酵に関しては長崎の山奥にあるおばあちゃんの家にルーツがあるんですよ。毎年必ずおばあちゃんの家には1ヶ月半ほど行っていました。お百姓さんで全て発酵物を自分たちで作るんです。牛も飼っていて、ミルクを絞ってチーズを作ったり、豆麹、米麹、麦麹も自分たちで作ったりしていました。発酵で自分たちで作らないものはないっていうくらい(笑)。魚醤まで手作りしてました。

__すごいですね。それはお仕事としてされていたのですか?

神原:
お百姓さんだから食べ物は豊かにあったんですよね。山を降りてすぐのところに海があったから、イカとエビとかタコとかいろんなものを獲ってきたら、保存食にして残すっていう習慣があったんです。あとお肉も熟成して発酵させて保存していました。食べる以外にも養生として薬のように使っていましたね。自分たちもそれを手伝っていて間近で見ていました。

その経験が10代で不調になったときにおばあちゃん家の暮らしに立ち戻るきっかけになったんだと思います。このルーツがあったからこそ人を癒やす仕事だったり、インドまでアーユルヴェーダを習いにいったりということに繋がったと思っています。

__このルーツがビオスチーム開発のきっかけとなったのですね。

神原:
はい。娘の命の危機に直面したときに、長崎のおばあちゃんの家の暮らしが絶対的にこの子を生かすんだって思いまして。野草に効果があるのは分かっていたけど発酵を合わせるっていう認識が自分の中ではなかったんですよね。

でも野草と発酵の組み合わせによる自分たちの変化とか子供の変化で、野草と発酵って相性がいいんだって。これらの経験がビオスチーム開発の最初のきっかけとなりました。

 

商品化までの経緯

__野草と発酵の組み合わせが非常に効果があるということを実感してから、それを商品化するまでの経緯について教えて頂けますか?

神原:
自分たちに変化がでてきて、体の不調が1ヶ月間〜2ヶ月間で和らいだので、すぐよもぎ蒸しに野草と発酵を入れることにしました。自分も流産経験があったので特に子宮の解毒効果は凄いと感じました。

冷え性の人に多いと思うのですが、生理のときに経血がレバー状になって出てきてたんですよね。それはやっぱり体の冷えとか血の淀みが原因なんですよね。野草と発酵を下から蒸し上げたときにそれが尋常じゃないくらい出て、翌月からはとても綺麗な経血が出るようになったんです。

その段階で周りの人が気づき出しまして(笑)。最近元気だよね〜、全然顔つきが違うね〜、肌ツヤが違うね〜、とか。自分も変化があるから人に喋っちゃって(笑)。そしたら雑誌とか新聞が取材にくるようになったんです。

またアトピーのお子さんを持つお母さん、原発後の被災地の近くに住む人が連絡をくださったり。いろんな人が訪ねてくるようになりました。

 

反響が反響を呼び資格習得講座に

__直接尋ねて来られた方には体験して頂いたのですか?

神原:
はい、実際に体感してもらいました。そしたら加齢によって声がでなくなったミュージシャンの人の声がでるようになったり。自分が施術を受けることによって子供のアトピーが引いていくんだけど、これってどういうこと!?とか。噂が始まりますね。

自分が流産した経験もあったのでもっと悩んでいる多くの女性の手元に届いてデトックスしてもらえれば、子どもたちの成長とか、お母さんのイライラとか、女性がもっと朗らかに生きられる術があったら、世の中もっと平和なんじゃないかなって。それを思ってから、人にやろうと思ったんです。やろうと思う前から「やって欲しい」という依頼もあったんですけどね(笑)。

お店としてやっていないのに1日10組くらい来てたり。だからまず出張という形で始めました。1日6人までと決めていたんですけど最終的に1日24人になったり。週一でやるつもりが毎日になったり。休んだのは元旦とインフルエンザにかかったときだけでした(笑)。

そこから資格習得講座にして私の他にもできる人が増えたほうがいいんじゃないかって思うようになり、このような形でスタートすることにしました。

これからもビオスチームを通して、野草や発酵のちからの素晴らしさ、生きることの素晴らしさを、もっと沢山の方々に広めて、皆さんと幸せになっていきたいです!

__素晴らしい体験談をお聞きできました。貴重なお話ありがとうございました!