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ビオスチームの元となった「よもぎ蒸し」とは?

ビオスチームの元となった「よもぎ蒸し」とは?

韓国に600年以上昔から伝わる「よもぎ蒸し」という民間療法を知っていますか?

よもぎを中心とした漢方薬を煎じて湯気を出し、その湯気を体に当てる療法です。子宮の不調がなくなる、お産が楽、産後の肥立ちが良くなる、などとされ、昔は各家庭で施されていました。

皮膚からの吸収、「経皮吸収」について

私たちの体は、鼻や口、胃や腸を通して物質を吸収していますが、それだけではありません。皮膚からもまた、様々な物質を吸収できます。これを経皮吸収といいます。

経皮吸収には、腕や顔などの皮膚からだけでなく、頭皮は全身の粘膜からの吸収も含まれます。

特に、腕の皮膚と比べて頭皮は3.5倍、口の中の粘膜は10〜20倍、女性のデリケートゾーンは42倍も吸収率が高いと言われています。

よもぎ蒸しは、吸収率が一番高い女性のデリケートゾーンに薬効のある湯気を当てる療法ですので、より効率良く成分を吸収するための昔からの知恵だったのかもしれません。

よもぎの効能

よもぎはハーブの女王とも言われ、古くから何にでもよく効くとされ、薬草として使われてきました。例えばお灸に使われているのは「もぐさ」と言って、よもぎを精製したものです。

よもぎの効能で良く知られているのは
・浄血、造血作用
・腸内環境を整え、便秘を解消する
・抗ガン作用、免疫力アップ
・肌や髪や粘膜の健康維持が期待できる
・冷え性、むくみの改善、アトピーの改善
など様々です。

よもぎ以外にも古来から薬草として利用されてきた植物は沢山あります。日本では柿の葉やドクダミ、スギナなどが一般的です。里山などへ行けば目にする機会もある身近な植物ですが、沢山の効果効能があります。

昔の韓国の家庭のようにとはいきませんが、それらの薬草を生活の中に取り入れ、健康維持や美容に役立てることができれば、素晴らしいのではないでしょうか。